イギリスの一般家庭が電力会社を自由に選ぶ視点

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従来は自由独占とされてきた電気事業。市場参入規制が緩和され、市場競争を導入する事を電力の自由化と呼ぶ。この目的な電気料金を引き下げる事、そして資源の配分の効率化を進める事である。
電力の自由化はイギリスで成功されており、イギリスでは一般家庭の消費者が、電力会社を選んで契約している。イギリスの家庭が電力会社を選ぶ条件を大きく分けると「料金プランの安さ」「顧客サービスの質」「自然エネルギーや再生可能エネルギーの重視」といった3つをみている。

  • 電気料金のプランの重視

電力会社を選ぶ基準の一つである料金プランの安さ。イギリスの電力小売業者の中の一つに「Cooperative Energy」と呼ばれる事業者があり、これは日本で言うところの生協の様な共同組合形態を取っている。この会社の大きな特徴としては非利益目的である事だ。会社での利益を従業員で折半する企業形態を取っている。これにより、非常に低価格の電気プランで供給する事を可能にしている。大手の電力会社と契約していた消費者からすると、これまでより低価格で電気を購入する事が可能なのだ。イギリスの消費者はこういった料金プランを判断材料の一つとして検討している。

  • 顧客サービスの質から判断

イギリスには料金プランに力を注ぐ電力会社がある一方で、顧客サービスに重点を置く企業も少なく無い。その会社の一つとして「Ovo Energy」が挙げられる。その詳細として、ユーザーの見やすいサイトを用意。もちろんユーザーの意見や質問にSNSで答える。加えてカスタマーサポートセンターによるユーザーの声に対しての応答をする。これらの顧客に対するサービスにより、イギリスの消費者の約9割以上が選んで良かったと結果が出ている。こういった顧客へのサービスを優先している電力会社を選ぶ消費者もイギリスでは多いのだ。

  • 自然エネルギーや再生可能エネルギーを重視する

電力関係の新規事業者増える中、イギリスでは再生可能エネルギーを重視する「Good Energy」と呼ばれる会社がある。この会社でのプランは電気料金の安さを重視する訳ではなく、むしろ大手電力会社とほぼ同等の電気料金で提供している。しかし、提供する電力は再生可能エネルギーを利用しているといった「環境面」を重視するプランを提供しているのだ。イギリスの消費者の中には、環境面を判断材料として選ぶ事もあるという事である。
電力の自由化を取り入れる事で、消費者は料金プラン意外の条件も考慮した上で電力会社を選ぶ事が出来る。電力が小売化される事で、イギリスの様に、電気料金のほか、顧客サービスや環境面を優先する企業が現れる様になるのだ。

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