電力自由化における広域的運営推進機関の役割

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電力自由化が成功した場合には、さまざまなメリットがあるでしょう。しかしながら、この改革に対する不安材料もあります。例えば、電気の品質が低下して、停電などのトラブルが起こりやすくなるのではないか、新しい小規模の電力会社が十分な電力を発電できるだけの発電所を持っているのか、契約している電力会社が破たんした場合はどうなってしまうのか、といった風に、電力自由化でさまざまな企業が新規参入することに対して不安を抱えている消費者もいるでしょう。
電気は社会において大切なインフラです。自由化によって市場原理を働かせた結果、電気の供給が不安定になったり、事務手続きが複雑化してしまったりしては、電力自由化をする意味はなくなってしまいます。このような、電力自由化におけるリスクを軽減するため、いくつかのセーフティネットが確保されています。
そのセーフティネットのひとつが、電力自由化に伴って新たに設置される広域的運営推進機関です。この期間の役割は、電力不足が起きないように電気使用量と発電量のバランスを取って、万が一停電のリスクが高くなった時は、地域間で電気を融通するというものです。また、電気の慢性的な不足が見込まれる地域に発電所を増やすために、企業を入札で募るという役割も担っています。電力自由化によって起こる可能性のある不安材料を解消するためにつくられたのがこの機関ですので、実際に電力の全面的な自由化が施行されたときに、この機関が果たす役割は大きなものとなることが予測されます。
しかしながら、他国の電力自由化を施行したその後を見ることによって、今後どうなっていくのか、という予測はある程度立てられるというものの、実際は施行してみなければ今後どうなっていくのかはわかりません。市場競争の導入に成功して、滞りなくその目的を達成することが出来るかもしれませんし、新たな問題が発生して、それを解決する必要が出てくるかもしれません。その際に、起こりうる可能性があると不安視された問題のリスクを軽減するために設置されるのが、この広域的運営推進機関であるといえるでしょう。
また、この広域的運営推進機関の設置以外にも、不安視されている問題のリスクを軽減するためのセーフティネットはいくつかあります。電力自由化による電力事業での市場競争の導入が成功すれば、一般消費者に大きな恩恵がありますので、これを成功させるための政策がすすめられています。

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