電力自由化に伴う再生可能エネルギーの後押し

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電力自由化によって、電気事業への新規参入の規制が緩和され、さまざまな特徴を持つ企業が、電気事業に参入することとなるでしょう。その中には、現在の日本でも注目度の高い、再生可能エネルギーを発電方法とした企業も現れるでしょう。消費者の中には、環境面を考慮して、再生可能エネルギーを利用している電力会社と契約を結びたいという人も出てくるかもしれません。環境面を考慮した素晴らしい発電方法なのですが、実用化に当たって、いくつかの問題点が顕在化しています。これらの解決のため、政府は再生可能エネルギー後押しの制度を設けています。
最近顕在化した、再生可能エネルギーの問題があります。大手電力会社が、固定価格買い取り制度に基づく太陽光と風力発電の新規受け入れを一時停止売る動きが広がったのです。固定買い取り制度というのは、再生可能エネルギーで発電した電気の買い取りを電力会社に義務付けている制度のことです。買い取りの期間は最長20年で、発電事業者の計画が認定された時点の価格で買い取りを続けます。買い取りのための費用は、電力会社が家庭や企業の電気料金に上乗せして回収する仕組みとなっています。これは、電気の供給予定量が想定を超えて増加したため、電力会社の受け入れ能力を超えてしまい、電力会社側が、買い取りの申し込みを一時中断したというものです。供給が多すぎると、需給のバランスが崩れてしまい、電力系統を維持することが困難となりますので、電気の周波数や電圧が乱れて大規模な停電が起こる恐れがあり、今回のことは、これを警戒してのことでした。
自然エネルギー導入の先進国ドイツでも、買い取り単価が高く設定されている太陽光発電に導入が集中してしまったために、国民負担が5年で4倍になってしまうといった問題が発生しました。再生可能エネルギーの健全な普及を成功させるためには、こうした問題を避けるために、政府が、固定価格買い取り制度や、その他の再生可能エネルギー運用のための制度を適切に設置する必要があるでしょう。環境問題や、原子力発電の問題の注目度が高まっている現代社会では、再生可能エネルギーの需要が高まっています。将来的に原子力発電の使用が自粛された場合には、これはさらに高まることとなるでしょう。このエネルギーを実用化させるためにも、上記のような問題点を解決していくことは、上手なエネルギー運用には必須のものとなっているといえるでしょう。

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