電気の自由化に伴う新規参入について

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日本、海外と問わず電力の自由化の狙いは電気料金を引き下げることにある。しかし、自由化により電気料金の値下げに成功した国は今のところない。2000年頃までは電気料金が低下しているところもあるが、これは自由化する前から続いている傾向であったため、自由化による効率化を説明することはむずかしいとされている。自由化で先行しているイギリスは、近年の日本を追い越す勢いで電気料金が値上がり、期待されている電気料金の値下がりは全く期待されていないことが現状である。

電力が自由化されると、多くの新規参入者が現れる。しかし、新規参入者が提供するサービスは、今までの大手会社とはどのように違うのだろうか。イギリスをもとに見てみると、各々が自由に電力会社を選び、契約している。主に選ぶ基準としては、料金プランの安さや顧客サービスのよさ、自然エネルギーの重視が注目されている。今までの日本では、決められた一つの大きな電力会社からしか電気を購入できなかった。しかし、電力の小売りが自由化されると、イギリスのように自由に電力会社を選ぶことができるようになり、電気を購入することができるのである。電力会社は、新規参入者になると電気料金が安く提供できるところもある。その理由は、大企業ではないため、福利厚生などのコストがかからず安く提供できるということなので、自由化による恩恵は消費者にとっては、多少は良くなるはずである。

自由化による恩恵は確かにあるが、新規参入事業者が不利な面もある。新規参入者は大規模な発電所を持たないため、自前の発電設備をもった工場などから電力を購入して、調達した電力を消費者に提供するため、従来の電力会社に比べて電力の調達費用事態は、高くかかってしまうということである。しかし、新規参入者は業務コストがかからず、自社の利益を抑えることができるので、消費者への電力は安く売ることができる。日本での新規参入者は、大規模工場などの限定的な範囲にとどまっていることが多かったが、近年になって、ようやく顧客をつかめるようになってきており、関西電力は、顧客を新規参入者に奪われつつあるという。危機感を募らせるようになった企業は、電力の自由化を阻止しようと、マンションの電力一括契約など、対策を講じている電力会社も多い。これにより、電力の自由化は、さらにすすんでいくことだろう。

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