電力の自由化

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電力の自由化による私たちへの恩恵はいったいどのようなものなのか知っているだろうか。そもそも、電力の自由化とは、今まで北電や東電のように、電気事業を独占している会社が多いため、市場参入規制を緩和し、市場競争を導入することである。また、電力の自由化による主な目的は、資源配分の効率化を進めることにある。具体的には、ソーラー発電など、自宅で発電した電気を売ることが出来るようになるなどの発電の自由化や消費者がどの供給事業者からでも電力を買えるようにする小売の自由化、誰でもどこへでも電気を送ることができるようにする送・配電の自由化などがあげられる。

  • 電力による経済効果

理論的背景に、電器産業には規模の経済効果があると考えられてきたため、企業に地域独占をさせる代わりに、料金の規制をしてきた。しかし、二つの環境の変化により地域独占の必要性をなくしている。一つ目は、発電について規模の経済が重要ではなくなったこと、二つ目は情報通信技術の発達により、分散的な発電が可能になったことである。これらは、自由化によって出てきた新規事業参入者と技術の発達によるためである。このような環境の変化によって発電に関する競争が出来るようになり、電力の自由化が始まった。自由化は電気料金を引き下げると考えられていて、コストを引き下げた企業が利潤を増大することになり、夏場のピーク時になどの時間帯には電力料金は大幅に引き下げられることになる。

日本では新規参入の障害としてインバランス料金の高騰などがあげられる。電気はその品質を維持するために需要の変動に合わせて、瞬時に発電量をバランスさせる必要があり、新規参入者についても、30分単位で電力の需要と供給を原則3%以内の誤差で一致させなければならず、供給不足が生じた場合には、電力会社から補給的に電力が供給され、対価として通常の数倍にもなるインバランス料金を支払わなければならない。これに対して、電力会社は通常の系統運用業務を行うことで、瞬時に同量を達成できるため、新規参入者からは公平性をきすために、制度の改善を求める声が上がってきている。このため、従来の電気会社は新規参入者と比べると、圧倒的に有利な位置にいることが容易にわかる。

それでも、電力の自由化による消費者への恩恵は大きく、自由化になったことで、新規参入者は大企業ではない会社もあるため、会社維持や人件費、福利厚生などがかかる心配が少なく、消費者にとっては、比較的に安く電力を供給できるのである。

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